お山の千本桜と歌われた種類は、それまではほとんどが「ソメイヨシノ」だったために常の食害や短命樹種によることから無残な状態となっていた。これらの問題を解決しうる樹種として昭和の令終会活動として八重桜「寒山」を中心に昭和59年から63年にかけて桜一千本を植え続けた一大事業でした。
長岡ロータリークラブ35周年は、たまたま長岡市制80周年と重なり、「何か後世に残る事業を」と協議したところ、野村弥三郎氏より悠久山に桜1,000本の植樹が提案され、一同意義なく賛同。同氏の計画に基づき、昭和59年11月に第1回の植樹、63年11月には1,000本の植樹を完了、同月22日祝賀会を開催し、席上、日浦長岡市長に贈呈状を差し上げました。植樹には毎回会員家族、市職員、市民など多くの方々の協力を得ました。今、美しく咲き誇る緋桜を見ると、私達の誇りと、うれしく思います。
第38代会長 亀山宏平
悠久山の桜の多くは「ソメイヨシノ種」で花芽が膨らむ早春に、桜にとっては害鳥の「鷽」の食害に遭って、せっかくの花見が台無しになる年が続くと聞き「市民の楽しみとなっているお山の桜を何とかしたい」と考えた末、八重山桜の一種「寒山」を選定し当時の日浦晴三郎市長をはじめ会員家族総出で5年の歳月をかけ一千本を植栽しました。今では立派な成木となってソメイヨシノが終わる頃に満開となり市民を楽しませてくれています。総態的には花見の期間も長くなり観光にも一役買った事業でした。
第40代会長 野村弥三郎